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思いがけない出会い
 「ホロコースト記念館の前で、二人のユダヤ人女性と出会いました。私たちがBFPのツアーで来ているということを聞いた途端、親戚か長年の古い友人にでも会ったような喜びようで、こちらが面食らうほどでした。これまで積み上げてきたBFPの働きが、こんなにもユダヤ人に浸透していることを知ることを目の当たりにし、感動しました。『私たちの両親は、映画「シンドラーのリスト」の登場人物のモデルだったのよ……』と、このクリラ&ハダサ・バウ姉妹は誇らしげに語ってくださいました。私たちとじっくり語り合いたいようでしたが、残念ながら次の場所に移動しなければならず、後ろ髪を引かれる思いでお別れしました。

 また、エルサレムのホテルでは、里親と里子の対面の通訳をさせていただきました。里子のお一人は、結婚している若い女性でしたが、ご主人の給料の半分はアパートの家賃に消え、残りの半分ですべてを賄わなければならず、爪に火をともすような生活をしているとのことでした。イスラエルに到着した時、アパートは備えられたものの、中には家具はおろか、日用品にいたるまで何一つなく、少しずつ揃えていった……そんな中で、ヘブライ語を学び、仕事を探さなければならなかった。BFPが日々の食料と物資を支給してくれなかったら、何をすることもできなかった。今でも生活はギリギリだが、明日はきっと良くなっていると信じ、ベッドに入りますと、淡々と語ってくれました。BFPを通して受ける支援が、どんなに大きな支えになっているかを改めて実感することができました。……最後には、里子と家族が一つになって、満面の笑みと涙で別れを惜しむこととなりました。」(スタッフ/植 啓子談)

青年の心に芽生えた尊敬
 「ツアーの皆様が12月1日にイスラエルを発ち、私はアメリカへ戻るために、一日余分に滞在しました。1月にはイスラエルに戻ってくる予定なので、イスラエルへ残していく荷物を箱に入れ、ホテルのポーターさんに、タクシーまで運んでくださるようお願いしました。若い青年でしたが、大変親切で、必死にタクシーを捜し、自力で荷物を載せようとする私に、『私がしますから、あなたは何もしないでください。』と優しく言ってくれました。そして、私に労を負わせまいと、一生懸命荷物をトランクへと運んでくれました。イスラエル人ではあまり見掛けないこの優しい彼に、『そんなに重くないんだから、私がやりますよ……』と言うと、『いいえ、私にさせてください。あなたはBFPの方なのですから。BFPの方々ほど、私にとって感謝するべき人々はいません』と言ってくれました。

 後で分かったのは、この青年は、BFPから援助を受けている学生だったということです。彼は、『里親プログラム・学生支援』の支援を受けていたのです。次世代を担い、国をしょって立つ若いユダヤ人に、クリスチャンに対して良いイメージをもってほしいという願いから、このプログラムが始まりました。

 あの青年の心の中に、汗水たらして働き、支援してくださっているお一人おひとりの愛が、しっかりと届いていました。それをこの目で見届けることができたことが、言葉に言い尽くせない喜びとなりました。」(現地ガイド/スティーブンス・栄子談)

 
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