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ガザ撤退者への支援要請

 イスラエルがガザ地区から撤退しました。撤退前、国内が二分されるような論争が起こる中、大きな騒ぎにならないように、撤退者と兵士や警察官の間に争いが起こらないように、本誌やハイナイトの現場でも、皆様に祈りの要請を行ってきました。

 あわや内戦が起こるのではないか……と、心配されましたが、主が皆様の祈りの声に応えてくださり、大きな混乱もなく、撤退が無事完了しました。

◆速やかに進んだ撤退――その陰で
 撤退期間中、ニュースの映像に映る入植者の顔を見るたび、心が痛みました。

 家を取り囲む兵士に、「同じ同胞に、なぜこんなことができるの!?」と涙を流して訴え、立ち退きを拒否する女学生。すべての運命を受け入れたかのように、赤ん坊をしっかりと抱き、無言でトレーラーへ向かう母親。抵抗する力もなく、兵士に抱きかかえられるようにして、がっくりとうなだれてバスへと移動する男性。生まれ育った家の庭や浜辺、公園を振り返り、手を振る幼い子どもたち……。

 小規模の小競り合いはありましたが、大きな衝突が起こらなかったのは、世界中から捧げられた祈りが背後にあったからに違いありません。同時に、入植者の多くが、聖書の約束に固く立って土地を守り続けてきた人々であり、こみ上げてくる悲しみと怒りのエネルギーを、振り上げたい拳を、同胞に対して振り下ろすことができなかったのだという印象を受けました。表面上は抑えていても、心の中では断腸の思いで、血の涙を流していたことは間違いありません。

 ガザ地区のパレスチナ人人口は、約140万人。今回撤退したユダヤ人入植者の人口は、約8500人。日本では、彼らの存在が原因でガザ地区に憎しみが起こり、状態が不安定になっていると報道されました。しかし、ガザ地区がエジプトからイスラエルの手に渡った経緯も、政府の方針でガザに移り住み、毎日のようにロケット弾が飛んでくる中、逃げ出さずに、国の最前線を守ってきたユダヤ人の気持ちも、全くと言っていいほど報道されることはありませんでした。
 
 
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