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主婦でしかも子供もいる自分に、ユダヤ人のために一体何ができるのだろう、と思っていたマリーナさん。一歩ずつ主の導きに従った時に、主は彼女をエズラへと導きました。
祈りの中で、「村々に出て行って、わたしの民を集めなさい。あなたに、愛と情熱と言葉を授けるから」と神に語られ、その意味を知りたいと断食をもって牧師と共に祈った時に、エズラと出会ったヴァレリアさん。
セルゲイさんの叔母は、旧ソ連時代、KGBの「西側出版物取締課」に属していました。押収されるさまざまな雑誌や書籍の中には、聖書やクリスチャン物、またイスラエル物が多々あり、叔母は、こっそりこれらの品々を持ち出して家に隠し持っていました。ある日訪ねて来たおいのセルゲイは、本をもらって帰り、隠れて熱心に読み始めました。こうして高速・純粋培養された彼は、救われると同時にユダヤ人のための働きに身を投じ、やがてエズラと出会いました。
彼らフィッシャーに共通しているのは、神がユダヤ人に与えた召しへの理解、ユダヤ人への愛、そして「主よ、ここに私がいます。どうか用いてください!」という熱烈な祈り。また、一つ一つの小さな働きを、ひたすら続ける忠実さでした。小事に忠実でなかったら、主はどうして大事を任されるでしょう? 「普通の人」――でも「主に信頼された人々」がそこにいました。また、彼らを支える教会があることも重要です。ウクライナには、ペレストロイカ以降、霊的な枯渇状態から多くの教会が誕生し、イスラエルとユダヤ人に対する重荷を受肉し、フィッシャーたちの活動を支えています。「ここでは、反ユダヤ・反イスラエル的な教会を見たことがありません」と彼らは言います。
◆主が来られる日まで……
「イスラエル移住」と一口に言っても、決心して数カ月後に行けるわけではありません。必要な数々の書類を揃えるのに2〜3年、あるいはそれ以上かかる人もいます。フィッシャーの一週間は、訪問や面会のために二日、残り三日は事務処理に費やされます。
移住には、まずユダヤ人であることの証明が必要です。しかし、第二次大戦中に身元証明書を紛失したり、迫害を避けるためにそれを破棄・改名してしまった人も大勢いました。今となっては、自分の両親や祖父母がユダヤ人であると証明する以外に手はありません。こうした親族がユダヤ人であるという証明を、彼らがかつて働いていた町や工場、果ては学校の資料などから探します。その手掛かりを見つけるところから始めなければならない人もいます。時には調査が旧ソ連全土に及ぶこともあり、まるで砂の中から一本の針を探し出すような作業です。
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