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KEY FOR THE BIBLE 予告編
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 ホロコーストを生き延びた当時は青少年だった彼らも、今は70〜80代の老境に達しています。家族の中でたった一人生き残った彼らは、極度の貧困と孤独の中で、爪に火をともすような生活を強いられています。特に今、雪と氷に閉ざされた極寒の季節に入り、十分な暖房もない中、孤独に座り続けるこれらの人々が、どんな気持ちで日々を過ごしているのだろうか……想像するに耐えられないものがあります。

いのちを与える“希望の糧”
 幸いなことに、オレグさん、ヘーニャさん、ポリーナさん、それぞれが、BFPが展開している“希望の糧プロジェクト”によって、命を助けられています。希望の糧プロジェクトは、まさに、オレグさんたちのような状況にあるユダヤ人への、大きな救いとなっています。

 希望の糧プロジェクトでは、BFPからの支援によって、各地に食糧配給施設(スープ・キッチン)が設置され、一日に一回、尋ねてくるユダヤ人に、温かい食事が振る舞われます。設置場所は主にユダヤ人が集まりやすい、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)などの集会施設や地元の教会です。

 このスープ・キッチンの運営は、現地のキリスト教会による、有志のボランティアによって行われています。かつて、ポグロム(帝政ロシア時代のユダヤ人迫害)では、迫害者として彼らを追い詰め、続く共産主義の時代では差別と偏見をもって彼らをムチ打ってきた側の人々が、今、主によって目が開かれ、和解の働きを担っているのです。

 歩いて来られない人々には、食料の入った小包が配達されます。暖房器具や燃料、衣類や薬など、高齢者のユダヤ人が特に必要としているものが、地元のクリスチャンの手によって配達され、手渡されています。こうした物資、またスタッフを通して表される愛は、受け取るユダヤ人にとって、「自分たちの状況を考えてくれる人たちがいた!!」と、喜びと励ましを与えています。

 このプログラムは現在、拡大を続け、ウクライナからシベリアまで、現地の約1500人のユダヤ人(高齢者や貧困世帯)に支援を送ることができるようになりました。配達のために使われている従来の小型バンや乗用車では、間に合わなくなってきました。

 毎月、希望の糧プログラムのスタッフは、2万キロの距離を走ります。スタッフの頭には、「これがあればなあ……」と願っている一台のトラックがあります。購入には230万円ほど掛かります。プログラムのために、このトラックが与えられることを覚えてお支えいただければ幸いです。

アレクセイとその祖母
  「希望の糧」の支援対象は、単身の高齢者だけではありません。あるスタッフが出会ったユダヤ人一家は、祖母と孫息子の二人という家族構成でした。孫息子のアレクセイは16歳ですが、とても幼く見えました。食べ物が十分にないため、成長が阻害され、やせ細り、浮き出たあばら骨の数を数えることができるほどでした。