◆棟梁・ジェームスの歩む日々
その高齢のイスラエル人女性はこう言いました。「ねえ、あなたは知っていますか? あなたを見ているだけで、真心からこの仕事をしているということが分かることを……。」
汚く老朽化した家が、BFP大工チームの手によって日に日にキレイになっていきます。彼女は毎日、心尽くしの昼食を作って、チーム全員をもてなしてくれました。この言葉は、作業最終日に、この女性がジェームズに語ったものです。「何をするにも、心からやらなければならないということを、改めて考えさせられたよ。」 とジェームズは言います。
◆棟梁・ジェームズ
ジェームズ・ロブスターは、南アフリカ出身の、陽気で真面目な男性です。BFP家屋修繕(通称大工)チームの責任者、いわば棟梁です。エルサレムでの生活は、美しく明るい妻と、2人の子どもたちの存在が大きな支えとなっています。BFPのプロジェクトの中では、「イスラエル人に一番近い所で働ける」という意味で、花形視される現場ですが、実際は大変地道な働きです。
修繕に出掛けると、丸1日、数日、あるいは数週間、時間を家主と共に過ごすことになります。配線を直し、はげ落ちたペンキを塗り直し、ガタガタになった家具を修繕し、パイプの詰まりを取り除き、割れた窓を修理します。
高齢者の住む家を状況をよく調べてバリアフリーに改装したり、ベッドやテーブルも作ります。メシアニック教会(イエスを受け入れたユダヤ人の教会)の修繕と共に、講壇を作ったこともあります。また、個人宅にとどまらず、孤児院や学校の修繕なども手がけてきました。そんな現場に、ジェームズはこれまで4年以上にわたり棟梁として働き続け、就任以来、実に150件に上る物件を修繕してきました。
◆イスラエル人との日々
イスラエル人は、共同体に入ってくるクリスチャンに対して強い警戒心をもっています。ジェームズたちが訪れる家々の住人も、「こいつら、どうして入ってきたのか!?」と、数日間、時には数週間、遠くから彼らを疑いのまなざしで眺めています。そんな彼らですが、作業終了時には必ずといっていいほど、そのまなざしが深い友好に変わっていくのです。
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