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 現代のユダヤ教は、すでに主イエスの時代以前から、聖書以外のさまざまな要素が加わり続けてきたことで、純粋な聖書信仰から離れてしまっている部分がたくさんあります。しかし、このラビたちの姿を見て、信仰深いユダヤ人が神を愛し、見上げる心は、私たちと何ら変わることがないことを改めて思い知らされました。

 「見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。」(詩篇133:1)。このみことばの真の意味での実現を、心から待ち望みます。

癒やしのスタート・ライン
 会議期間中、キリスト教に対するユダヤ人の傷がどれほど深いものなのか――旧市街で土産物店を経営するユダヤ人の男性が、一つの話を証ししてくれました。ある日、彼の店に神父が入ってきました。

 その後に、ユダヤ人の母娘が笑いながら入って来、神父が彼女らの方を振り返り、娘の目に、神父がぶら下げていた大きな十字架が入った瞬間――彼女は悲鳴を上げてのけぞったのです。これは昔の話ではありません。昨日今日、当たり前のように起こっている出来事なのです。」 彼はそう結んでいました。

 ホロコーストからすでに50年以上がたちながらも、若い世代までがそのような反応を起こすほど、“十字架”“キリスト教”に対するユダヤ人のアレルギーは容易に払拭されるものではないことを、改めて実感させられます。それだけに、今回の国際会議を通して得たさまざまな報告は、イスラエルと私たちの将来的関係に、大きな希望を抱かせるものとなりました。

 ユダヤ人の意識が大きく変わっていることについて、少なくともイスラエル国内に関しては、クリスチャンの愛と良い行いが、この国の人々の心に変化を起こしたとはっきり断言することができます。ここまでイスラエル人とクリスチャンの関係が回復されたのは、ひとえに皆様が大変なご苦労の中でも、イスラエルに対する愛の奉仕をたゆまず続けてくださった結果です。

 ユダヤ人は言葉以上に行いを重視する民族です。それは、聖書の時代も今も変わりありません。皆様がBFPを用いてくださり、長年イスラエルの上に立て続けてくださった尊い証しこそ、岩をも動かす力となりました。皆様のたぐいまれなる犠牲に、ただただ、感謝を申し上げます。

「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。」(エペソ2:14-16)

 ここまで来て、実はやっとスタート・ラインに立ったばかりなのかもしれません。しかし、ご自身の御名が、御民イスラエルの中で回復されることを、主イエスご自身が、誰よりも喜んでくださっていることを感じます!

 
 
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