皆様のご記憶にも新しいと思いますが、エリザベスというボランティアは、ビザ申請のためにパスポートを取り上げられていた時に、不法労働者と勘違いされて警察に連行され、国外退去となってしまいました。「私たちはイスラエルを祝福するためにここにいるだけなのに、どうして……。」 普通でしたら、イスラエルを思わずのろいたくなるような、そんな思いに駆られてしまうでしょう。しかし、このエリザベスもそうでしたが、似たような体験を通らされた多くのボランティアは、ただ主の御心が成ることを祈りつつ、イスラエルに対する使命を失うことはありませんでした。
その他、さまざまな戦いの中を、この働きは通ってきました。裁判が行われたのも一度だけではありません。サタンがこの働きを憎み、さまざまな策を弄してきましたが、主は今日まで、すべてを皆様の信仰と祈りの力によって乗り越えさせてくださいました。
壁は崩され続けている
この30年近く、BFPが対峙してきたこの“不信”“憎しみ”というぶ厚い氷の壁、これこそ、ユダヤ―キリスト教間の2千年近くにわたる歴史の中で高く高く形成されていった、負の遺産です。しかし、どんなにぶ厚い氷も、熱い愛に触れることによって、いつか必ず溶け始めます。今やその壁が音を立てて崩れ始めている……そんな感じを受けます。この壁を砕く力こそ、実は支援者、祈りの手を上げ続けてくださる皆様から来るものなのです。
いくらBFPがイスラエルに対する愛を訴えようとしても、愛の行動が伴わなければ、人の心を揺さぶるどんなすばらしい言葉も、素通りするだけでしょう。皆様が信仰をもってこの働きの先を見、いわば「神の御業に投資」してくださったからこそ、BFPは行動を起こし続けることができたのです。そのアクションが今、イスラエルの前に認知され、「クリスチャンは信頼できる友だ」と、国会の場で宣言されるまでになっています。
私たちはここまで来られた……これはただただ、皆様の熱き思いがイスラエルの心を刺し貫いた結果にほかなりません。皆様が捧げてくださる麦、米の一粒までもが、主の愛と癒やしとなって、人々の氷の心を溶かしているのです。そして、それを背後で成してくださっているのは、イスラエルを深く愛される主イエス・キリストです。「わたしは彼らに一つの心を与える。すなわち、わたしはあなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしは彼らのからだから石の心を取り除き、彼らに肉の心を与える。」(エゼキエル11:19)
2004年4月――新しい1年が始まろうとしています。皆様はどんな期待で胸膨らませていらっしゃることでしょうか。大変な苦しみと努力の中で、イスラエルへの献金を続けてくださっている皆様、たくさんの問題を抱えながらもご支援くださる皆様、お忙しい合間を縫って、イスラエルへの平和の祈りを捧げてくださる皆様……お一人おひとりの心が、主の御働きの潤滑油として、今日も御業を前進させるものとなりますように。皆様の心が主の御前に覚えられ、すばらしい、確かな祝福が豊かに注がれますように。心から祝福をお祈り申し上げます。
どうぞ、この1年も、イスラエルとBFPをよろしくお願いいたします。
シャローム
|