この事件のみならず、アレックスは何度も何度も暴力を振るわれ、嘲笑され、侮蔑の言葉を浴びせられました。ユダヤ人としての彼の生涯は、差別と迫害に満ちたものでした。イスラエル帰還への道が開かれ、やっと差別から解放されるという夢が現実となる寸前、心臓発作を起こし、天に召されました。何という苦難でしょうか……。彼の遺族は、ぬぐいきれない悲しみを抱えながらイスラエルへと帰還しました。
「シャローム・アレイヘム」
中東情勢によってさらにあおられた反ユダヤ主義は、サタンが培った憎しみの温床です。選びの民を滅ぼし、世界の祝福の基、光となるべく立てられた神のご計画を崩そうとするものです。これに対抗する手段が、私たちには与えられています。

←イスラエルに続々と到着する帰還民の群れ
1.反ユダヤ主義と戦う。
メディアや世論に対する大きな働き掛けもさることながら、まず、周りの人々に働き掛け、イスラエルに対する誤解の種を取り除くことがすべての土台となります。
2.実際的な支援の手を差し伸べる。
BFPは『救出作戦』を通して、「漁師」と呼ばれるスタッフを旧共産圏に派遣して、ユダヤ人を救出し、イスラエルへ帰還させるお手伝いをしています。たくさんのユダヤ人が、皆様の助けによってイスラエルの地を踏むことができました。今も多くの人々がイスラエルへの出国希望リストに名を連ねています。
3.祈りの武器を取る。
神は祈りなしには働かれません。祈りはクリスチャンがとる最大の武器です。ハイナイト(「命の夕べ」――BFPの推進するユダヤ人のためのとりなしの祈り会)がその手段の一つです。皆様の属しておられる教会で、ぜひお取り組みください。
パウロの書簡に「あなた方の上に主イエス・キリストにある平安があるように」というあいさつがしばしば登場します。「その家にはいるときには、平安を祈るあいさつをしなさい」(マタイ10:12)。と主イエスもおっしゃっていますが、「シャローム・アレイヘム」と呼ばれ、現代でもユダヤ人の間でよく交わされている、聖書的な習慣です。

←この笑顔を守るために……
世界中に散らばっていても、ユダヤ人は「イスラエル」という共同体です。彼らの上に神の平安があるように……。「シャローム・アレイヘム」と彼らに呼び掛け、祈りましょう。迫害が激化する前に、父祖の地・イスラエルへと戻ってくることができるように。そして、BFPのプログラムを通して、飢えと寒さと差別の中で凍える人々に、どうぞ愛の手を差し伸べてください。皆様の思いが、祈りが、彼らの命を救う力となるのです。 |