この働きが彼らに、それほどまでに強烈な印象を与えるとは大きな驚きでした。本当に、目に見えない絆が再び生まれています。相手に手を差し出すことがもたらす影響がどれだけ大きいかということ、言葉だけでなく、行動をとおして表すことの大切さをつくづく考えさせられています。皆様の尊い犠牲、その一つ一つがユダヤ人の心の奥にまで届いて、彼らの傷ついてきた千年以上もの歴史を溶かし、今を生きる力となっています。これが現在本当に起こっていることであり、皆様の携わっている働きです。
こうして私は里親プログラムに配属され、日々英語と格闘しながらユダヤ人の歴史を垣間見ています。それは想像をはるかに超えており、この働きの重要性を確認する毎日です。私のしている翻訳という作業が、単に英語を訳すというだけではなく、ユダヤ人の方々の通ってきた歴史を受け止め、それを日本語の表現に置き換えて日本人の皆様と分かち合う役割をもつということも知りました。

←イスラエル現地で奉仕している里親プログラムスタッフ一同。前列右端が今野さん。
感謝とともに
ここに来るまで、このようなことまで学べるとは予想していませんでした。聖書のどこを聞いてもスパッと答えが返ってくるスティーブンス・栄子師、近代史の専門家大坪幸子姉、純粋な信仰が素敵な中村恵美子姉、イスラエルを心底愛するボランティア・スタッフたちと、本当によい先生に囲まれて過ごしています。私たちの信仰の中心地、イスラエルの古代から現代に至るまでの歴史、そして生きた信仰を学んでいます。
神さまは私の願いをすべてご存じだったのだということを改めて感じさせられます。そして、この働きには一人でも多くの働き手が必要であるということを痛切に感じます。だから、今度は私が日本人としてできることを考えながら、手を差し伸べる者となりたいと思います。
私が今聖書を持ち、みことばによって励ましを受け、これだけのすばらしい毎日を送ることができているという一つをとっても、ユダヤ人の方々には感謝の気持ちが湧いてきます。彼らが聖書を伝え続けていてくれなかったならば、今の私はないからです。私には彼らの苦しみを理解することはできませんが、少しでもその労苦を共有し、感謝の気持ちを表していきたいと願っています。
「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。」(マタイ25:40) |