ウクライナの食料事情
以下は、ウクライナの二人家族が、一週間に必要とする最低限の食料です。
●ジャガイモ……5キロ ●パン ●タマネギ…1キロ ●キャベツ…2キロ
●ソバの実(ウクライナの主食)…1キロ ●牛乳…3リットル
●バター…250グラム ●お茶…1パック ●スープの素
この品目を見ただけで、厳冬の中、エネルギーになるだけの十分な食料を得ていないことが分かります。食料どころか、体を温めるための暖房も、病気を治すための医療費もなく、生き地獄のようなありさまです。想像を絶する迫害を逃れてきた人々が、今は病と寒さに打ち震えている……主イエスの愛する民が置かれているこのような状況に、胸が痛みます。
かつてクリスチャン国で行われた過去の迫害の傷を、何とか癒やしたい。温かい毛布で彼らを包み、熱い一杯のスープを差し上げたい。クリスチャンの手による支援をとおして、主イエスの愛と希望の糧を知って生きてほしい……。『希望の糧プロジェクト』は、そんな願いを込めて運営されています。
愛と希望を与えるプロジェクト
このプログラムの支援対象は、もうイスラエルに帰還できる体力もなくなり、弱り果てたユダヤ人の高齢者です。このプロジェクトに従事しているのは、BFPから派遣されたスタッフだけではありません。かつてはユダヤ人を迫害する側に回っていた現地のクリスチャンが、ボランティアとして、食料の配達部や、スープ・キッチン(食糧配給所)で働いています。まさにこれは地元と一体になって運営されているプロジェクトです。
BFPが運営しているスープ・キッチンでは、一日に一回、温かい食事をユダヤ人に配給しています。食料のほか、毛布や衣料品、暖房器具など、彼らの必要を満たすべく、イスラエル現地さながらの支援が行われています。一カ月約3,900円の献金で、ユダヤ人一人に毎日温かい食事を一回配給することができます。「これが一日で手にすることのできる唯一の食料」という人がたくさんいます。
←ユダヤ人に物資を手渡すBFPスタッフ。遠隔地に住んでいる人、体が弱っているために物資を直接取りに来ることができない人のために、こうして配達を行っている。
スロバキアで働いているBFPスタッフから、こんなリポートが届いています。
「前回、ウクライナを訪問しました。このたびはトランス=カルパチア地方にあるハストという町の、ユダヤ人家族30世帯を訪問しました。これらの家族のうち、7人がアウシュビッツの生き残りでした。(中略)そのうちの1人、アーネスト・フリードマンが住むアパートはとても寒いのですが、セントラル・ヒーティングは、12月半ばにならないと運転されないということでした。私たちは彼に、ハロゲン・ヒーターを送ることを約束しました。彼にとっては、またとないうれしい贈り物でしょう。 |