家屋修繕チームは、数年前からエルサレム市の社会福祉部門と連携して、貧しい家々の修復に携わってきました。エルサレムは四つの地域に分かれており、それぞれにある社会福祉部から直接依頼を受けて、BFPはチームを派遣しています。工事の内容は、障害を抱える高齢者の浴室に手すりを付けるような簡単なものから、高度な技術を要する複雑なものまで、多種多様です。貧困を極め、日々の糧を得ることすらままならない人々にとって、この無償の奉仕は大いなる祝福です。
→(右上)修理前(下)修理後 大工チームのリーダー、ジェームス(左)
一つひとつの必要に応える
92歳になるリブカという女性は、洗濯機からの出火により、小さな住居に壊滅的なダメージを受けました。チームは、煙と炎でこびりついた汚れを洗い流し、ペンキを塗り直しました。
シュラミットは、壁が崩れてペンキがはげ落ちた状態の、小さなワンルームのアパートに住んでいました。内部にはカビが繁殖し、水漏れも深刻でした。これもチームの働きによって、水漏れが修理され、壁がきれいに修復されました。
また、ブラハという女性は、新しいベッドを必要としていました。元々持っていたベッドの枠にはマットレスがうまくはまらず、しかも車輪が付いていたため、座ろうとするたびに動いて、ブラハはベッドから転げ落ち、けがをする始末でした。チームが新しいベッドを作って持っていったとき、ブラハは感激のあまり、ただ「主が皆さんを祝福されますように……」と繰り返すばかりでした。
これらの話は、チームが支援を行っている多くの家々の、ほんの数例にすぎません。住人たちの多くが高齢者であり、またホロコーストの生き残りでもあり、病や障害を背負いながら一人ぼっちで暮らしている人々です。彼らは極度の貧困状態にあり、ほんの小さな修理の費用も捻出できず、時がたつにつれて、状況はますます悪化していきます。無償で修理を行ってくれる人々がいる――これは彼らにとっては驚嘆に値する出来事なのです。
光となることができるように……
「かつてユダヤ人たちを迫害してきた歴史を背負うクリスチャンが、こうした貧しいユダヤ人にしてあげられること……それは彼らの光となることだ。」チームのリーダー、ジェームズはこう語っています。「あなた方が来てくれて、“神さまはいる”ってことがわかった……。」シュラミットさんが発したこの言葉は、ジェームズの思いが確かに実現していることの大いなる証ではないでしょうか。
この働きは、神さまの収穫に大いなる実りをもたらしています。どうぞ、スタッフ一人ひとりがますます神さまの愛の光を、貧しい人々に輝き出す存在となることができるようにお祈りください。さらに、無償の働きであるからこそ、かかる資材の費用一切がプログラムに捧げられる献金によって賄われています。この働きのために、皆さまの持てるほんの一部でも、『家屋修繕チーム』の働きのために捧げていただければ幸いです。
|