名前を取り戻したエレナ
エレナはずっと反ユダヤ主義に満ちた環境で育ってきました。子どもの頃から自分の身を守らなければならず、ときには男性と戦わなければならないこともありました。また、ユダヤ系の名前を持つ生徒たちを迫害していた教師からは、考えられないような差別とひどい体罰を受けました。エレナは苗字をロシア風に変えることで、何とか迫害を切り抜けてきました。
しかし、職場でユダヤ系であることが発覚し、降格の処分を受けました。また、仕事仲間が他の国々に旅行に行くときも、彼女だけは、「イスラエルに逃亡する可能性あり」ということから同行を却下されました。
イスラエルに移住することが決まって、彼女はこう語っています。「生まれてからこのかた、ユダヤ人であるというだけのことで、私はずっと悲しいこと、つらいこと、悪いことばかりを経験してきました。娘がイスラエルに移住してから2年になりました。私は間もなく娘と暮らすことができるのです!! イスラエルに行くのは初めてなのに、“家へ帰るのだ”という思いが強くなっています。皆さんがくださったすべてのご支援、温かなご親切とご配慮に心から感謝を申し上げます。」
力を合わせて……
現在、BFPをはじめとする五つのクリスチャン団体が協力し合って、『救出作戦』を進めています。フィッシャーマン(ユダヤ人救出に携わっている働き手たち)が、北はシベリア、東はカムチャツカと、救出のためにロシア全土をくまなく歩き回っています。「あと一人、あと一人……」と、その名簿の名前を増やし続けています。
「わたしのしもべヤコブよ。恐れるな。イスラエルよ。おののくな。見よ。わたしが、あなたを遠くから、あなたの子孫を捕囚の地から、救うからだ。ヤコブは帰って来て、平穏に安らかに生き、おびえさせる者はだれもいない。」(エレミヤ46:27)
このみことばが、一人でも多くのユダヤ人の上に実現しますように、どうかご協力ください。そして彼らに希望をお与えください。皆さまのお力によって、彼らは命を得ることができるのです。 |