思いがけない贈り物
この公民館の方々は、新年のお祝いをしていませんでした。イスラエルの新年は9月18日でしたが、アメリカの同時多発テロ事件直後だったために、お祝いを自粛していたのです。何人ものアメリカ人スタッフがそれを聞いて感動のため息をつきました。この日のオープンセレモニーを、彼らは新年のお祝いとBFPへの感謝会として捧げてくれました。
こんなに優しい心を持ったイスラエルが、なぜ誤解されて世界中から非難めいた報道ばかりされるのでしょう。彼らとともに暮らしていると、こんな繊細な心を持ったユダヤ人が理解されないことへの悲しみを思い知らされ、胸が痛くなります。同時に、この夜「私たちはあなたと一緒います」という思いを持って、彼らとともに時間を過せたことを改めて感謝しました。(現地レポート・大坪幸子)
大工チームのために
大工チームの復活により、さらにイスラエル人の心に触れるチャンスが与えられました。今までも大工チームの活躍が、どれほど人々の心を癒してきたか分かりません。
人が住めないような場所を修復するには、数週間を要します。手の施しようのない彼らの住まいが、日に日にきれいになっていきます。割れたガラスは入れ替えられ、詰まった配管は取り替えられ、コンクリートが飛び出した床が修繕され、壁が塗り替えられます。電気の配線や使えなかった水道が再び機能するようになるのです。
荒れ果てているのは住まいだけではありません。そうした環境が彼らの心まで荒ませています。しかし、数週間に亘る大工チームスタッフとの交流が、環境ばかりか心まで潤していきます。レポートの中にあった、厚生員が語った「最も大切なもの(愛)」を彼らは受け取ってくれるのです。ただ一つとして揃っていない食器をかき集めて、精一杯お茶を出してくれる彼らの行動がそれを物語っています。また、彼らの感謝の涙がそれを裏付けてくれています。
大工チームは今、万全の体制が整いました。皆さまのご協力により、必要な機材が整えられ、人材も与えられました。休止していた分を取り戻すべく、現地はフル稼働を始めました。ここからが勝負だと思っています。皆さまの中で、どなたかこの大工チームに加わってくださる方はいらっしゃらないでしょうか。必然的に英語が必要となりますが、それ以上に熱いハートが必要です。世界的に孤立してしまっているイスラエル人に、「あなたの隣に私がいます」というメッセージを携え、ぜひともに働いていただきたいと思います。
また、『大工チーム』への祈りとご協力をよろしくお願い申し上げます。 |