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 エルサレムで20名の人々が爆死した、あの悲惨な路線バス自爆テロがあった翌日、テレビの朝のニュースで、「ここしばらく平穏であったイスラエルで、大変な事件が起こりました。これでロードマップ(中東和平への行程表)が頓挫する懸念が生じてきました。」と、アナウンサーが語っていました。「平穏……とんでもない!」という思いがわいてきました。「ロードマップ」が本格的に始まった6月(シャロン首相が正式に受諾)以降、和平に向けての試みを覆そうと、テロリストによる攻撃は悪化の一途をたどり続けています。

 統計で見ると、7月は176件、8月はその2倍以上の370件にも及ぶテロリストによる襲撃が起こっています(イスラエル国防軍データ―2003年9月3日付)。この事実のどこに「平穏」という表現が当てはまるでしょうか。

命を支える祈り
 「平穏に見えている」状況の陰で、テロを未然に防ぐために、血のにじむような努力がなされています。それはまさに、イスラエルの人々による命懸けの防御です。それがどれほど大変なものであるか、また、どれほど奇跡的な神の守りによるものか、世の人々は知るよしもありません。

 2000年9月のインティファーダ開始以来、イスラエルに対してパレスチナのテロリストが行ったテロは、全体で18,621件に及びます(9月3日現在)。この2万回近いテロすべてが、「10数名死亡、100名負傷」などとテレビで流れるような、大規模なテロに発展していたら、イスラエル国は消滅していたかもしれません。この国が物理的にも精神的にも今日まで持ちこたえているのは、本当に神の御業としか言いようがありません。この事実を思うたびに、背後でとりなしてくださっている皆様の祈りの力がどれほどのものか、また、神がどれほどそれを喜び、大切に思ってくださっているかを感じます。

 個人的におとりなしくださっている皆様に加えて、現在、日本全国に、100カ所近いハイナイト(イスラエルのためのとりなしの祈り会)があります。この働きは、平和を求め、イスラエルの人々の命を支える大切な霊的援助であり、BFPの活動の3大柱(物資支援、霊的支援、クリスチャンへの働き掛け)の一つです。

霊を支える祈り
 イスラエルへのとりなしは、神の御心を担うものです。なぜなら、物理的にイスラエルを守る力となっているだけではなく、霊的にも大きな支えとなっているからです。インティファーダ以降、これまでにないほど、クリスチャンとユダヤ人との融和と連帯が急速に進んでいます。この時点に来て、多くのユダヤ人が、クリスチャンが信頼できる友人であるということを自覚し始めています。2000年近くにわたって両者を隔てていた敵意の分厚い壁が、愛情と信頼の力によって崩れ始めたのです。

 BFPの働きが目標とする「イスラエルとユダヤ人の癒やし」は、物資援助だけでは、成し遂げられません。皆様の祈りこそが、慈善行為を超えて霊界を動かします。相次ぐテロの傷と、深まる貧困の苦しみで、ぼろぼろになっているイスラエルの人々に、真の意味で慰めとなることは、祈りのバックアップなくしてあり得ません。

 
 
 
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